東京藝大シンフォニーオーケストラ　第64回定期演奏会（藝大定期第408回）

【重　要】東京藝術大学奏楽堂における新型コロナウイルス感染拡大防止対策とご来場されるお客様へのお願い（R3.4.5更新）

奏楽堂における演奏会等の開催につきまして、お客様に安心してご来場いただけるよう、新型コロナウイルス感染拡大防止へ取り組んで参ります。
感染予防及び拡大防止のため、みなさまのご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

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東京藝大シンフォニーオーケストラ　第64回定期演奏会
（藝大定期第408回）

▊?ごあいさつ

　未だに全国的な感染収束への道筋がなかなか見えません。こうした中であっても演奏機会を確保し発表することは、学生達にとってこれ以上ない貴重な場となります。本来であれば音楽を志す学生達は人と人とのつながりを通して、大きく成長を遂げていきます。ですが現状ではなかなか思うようにはならず、特に今回のような合奏を伴う実習では学生達につらい思いをさせてしまい、心苦しく思っております。
　これまで本学では感染対策を必要に応じて見直すなどして、その都度より良い方法を模索してまいりました。今後も状況を見極めながら、安全な運営と教育の継続を両立していかなければならない、と身の引き締まる思いです。
　本公演前半では若きベートーヴェンにとっての転換点となる意欲作、交響曲第2番をお聞きください。今の閉塞感を打破する若い力を感じていただけるのではないでしょうか。そして後半はチャイコフスキーの交響曲第5番。運命の動機を軸にしつつ、闘争から輝かしい勝利へ至る、作曲家円熟期の名作です。現田先生の指揮のもと、日本の、そして世界の未来への願いを込めてお届けいたします。

　　　　　　　　　三界 秀実(東京藝大シンフォニーオーケストラ運営副委員長／音楽学部器楽科准教授)

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▊?曲 目

ベートーヴェン：
《交響曲第2番》ニ長調 op.36
L. v. Beethoven : Symphonie Nr. 2 D-dur op.36

チャイコフスキー：
《交響曲第5番》ホ短調 Op.64
P. I. Tchaikovsky : Symphony No.5 e minor op.64

▊?出 演

指 ? 揮：現田 茂夫（東京藝術大学音楽学部指揮科非常勤講師）
Conductor : Shigeo Genda

東京生まれ。東京音楽大学作曲指揮専攻（指揮）で汐澤安彦、三石精一両氏に師事。その後東京藝術大学で佐藤功太郎、遠藤雅古両氏に師事。1985年安宅賞受賞。96年より13年間神奈川フィルハーモニー管弦楽団を指導し　飛躍的に躍進させ、その功績も称えられ2009年より名誉指揮者の称号を得る。他の主要オーケストラとも数多く共演し高評を得ている。また、世界的チェリスト故ロストロポーヴィチと上皇后陛下の古希祝賀コンサート等で共演し高評を得ている。オペラ指揮者としても経験豊かで、東京二期会、関西二期会での指揮も数多くの公演を行なっている。02年からは錦織健プロデュースオペラの音楽監督も務め2年ごとに全国公演。11年はアンサンブル金沢と金沢歌劇座?兵庫県立芸術文化センター他（5都市6公演）で“椿姫”を公演。14年には市川右近（現三代目市川右團次）新演出“夕鶴”の全国公演も行い高評を得、16年に再演を行った。また、ペドロッティ国際指揮者コンクール（イタリア）の審査員や、NHK-FMラジオのパーソナリティを3年間務めるなどバラエティに富んだ活動を行っている。東京藝術大学音楽学部指揮科非常勤講師。

管弦楽：東京藝大シンフォニーオーケストラ
Orchestra?:?Tokyo Geidai Symphony Orchestra

東京藝大シンフォニーオーケストラは、音楽学部の２～４年までの弦?管?打楽器専攻生を主体として編成され、古典から現代までのオーケストラ作品( 管弦楽曲?協奏曲?オペラ等 )を中心に学び、授業の成果を学内外で発表している。これまでに毎年行われる伊澤修二記念音楽祭や日本国際賞授賞式記念演奏会、別府アルゲリッチ音楽祭等に招待され高い評価を得てきた。
また、近年では外国人客演指揮者を迎えての演奏会も積極的に行い、これまでネルロ?サンティ、ゲンナジー?ロジェストヴェンスキー、クルト?マズア、ハンス=マルティン?シュナイト、ペーター?チャバ、ドミトリー?シトコヴェツキー、ジョルト?ナジ、ダグラス?ボストックの各氏のほか、多数の共演を果たした。

※スケジュール?曲目?出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。